脱ゆとり志向の私塾
   山王学習会                                     
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国語力を高めるには
山王学習会の取り組み
  国語力を高めるために(小学生編)
 
  近年、多くの小中学生の「国語力」が低下していると言われています。確かに書店の店頭にも多くの国語に関する学習参考書や啓発書が並ぶようになっていますし、私達も地元小中学生の「国語力の低下を肌で直接感じることが多々あります。
  なぜでしょう?いろいろな条件が重なっていると思いますが、一つ言えることは、活字離れが顕著になっていることと、「書く」作業がおろそかになっていることが挙げられます。
  子供たちが「本を読まない」は、古くて新しい問題ですが、それが一段と進んでいるように思えます。きっと興味の対象が多くあり過ぎて、次から次へと目移りして、あちらこちらに手を出してしまうのです。「本を読む」という選択肢もその目移りする対象の一つに過ぎないのかも知れません。ですから、じっくりと本を読むことがなくなってきているのです。
  また、「書く」で言うと、学校の漢字練習の宿題をはじめ多くの「書く」機会が設けられていますが、単なる機械的作業に終わってしまい本当の「書く」にはなっていません。ちょっと余談ですが、書き慣れていないためか
カタカナの「ン」と「ソ」、「メ」と「ナ」の区別がつかず、「ルヘの世界」が「ルヘの世界」になってしまいます。
  私達は、これらのことから「多読」と「文章を作る」が国語力を高める第一歩と捉え、いくつかの試みを実践しています。
 
  小学生に対する国語の指導は、単に長文読解問題をこなすだけでなく、補助プリントで短い文章の読解問題にも取り組ませ、とにかく「読む」を抵抗なくできるようにしています。
 読解問題になるような美文を(一部分ですが)多読することで、文章の流れを身につけてもらえるように心掛けています。
  また、「書く」では、毎通塾日に小学生新聞の記事の中から一つを取り上げ、その記事に対する意見や感想を200字程度で書いてもらっています。自分の意見や感想を文字にすることで、本当の「書く」をめざしています。
 
  実に地味な試みですが、これが意外と効果をあげています。短い文章ですと飽きる前に読み終わり問題を解く。読むことへの抵抗感がなくなります。今度は自分の思いが書けるようになってくると、読解問題の記述式解答も徐々に書けるようになってきます。正解・不正解は次の問題として「書かなければ始まらない」が解決していきます。
  国語は他の教科と違い短時間で実力を付けるのは大変難しい教科です。地道な積み
 重ねが必要です。山王学習会はそんな地味な努力を続けています。
 
 
 国語力を高めるために(中学生編)
 
  「国語力の低下」は中学生になるともっと深刻です。単に国語という教科に留まらず、全ての教科に影響を及ぼします。国語の勉強は、英語や数学の勉強よりも優先順位が低く、後回しになってしまうのが実情です。「国語は普段使っている言葉なので、テストの時に集中すればできる。だから、漢字練習の提出物だけやっておこう」というような、自分勝手な理屈で勉強がおろそかになってしまいます。これが大きな落とし穴です。
 
  他の教科に悪影響を及ぼす例として、英語へのそれがあります。中1・中2ではあまり気になりませんが、中3で学習する不定詞や動名詞、分詞や関係代名詞などの単元を始めるとそうはいきません。これらの単元は、英語表現の幅が大きく広がります。それは  同時に日本語の表現も大きく広がることです。このとき英語表現の広がりに日本語の表現がついていけないのです。言い換えれば、日本語の表現方法が充分身についていな
いので、英語表現を理解できなくなっています。今自分が持っている日本語の表現方法の範囲以内でしか英語を理解できない状態に陥ります。
中3生としての、年齢に応じた国語力が問われてしまいます。
 
  山王学習会の中学生に対する国語の指導は、1・2年生には「多読」を中心に、毎回長文読解問題2問、短い文章の読解問題1題をベースに行ないます。記述式解答も含み多様なジャンルの文章に触れてもらいます。3年生には、都立高校入試レベルの問題と私立高・上位校の「難文の読み込み」を加えています。
  また、全学年とも小学生と同様に新聞記事に対する意見・感想を200字程度でまとめてもらっています。自分の意見・感想を文章や文字に直すことで、本当の「書く」を身につけて欲しいと願っています。
  
  山王学習会は、国語が全ての教科の基礎と受け止め、多読と作文による国語力の養成に力を入れています。地道な努力こそが大きな力を生むものと信じて疑いません。
 
                                                             山王学習会
                        塾長 川野隆順
 
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